youtuberFUKUさんとの共同開発商品 「Air Stove」

こんにちは。CGKの竹口です。
今回は人気キャンプ系youtuberFUKUさんとの共同開発商品である「Air Stove」の開発についての記事を書きたいと思います。
Airstoveは実はFUKUさんとの共同開発商品としては第3弾目です。
第1段は「ながぐつストーブ」、第2段は「ながぐつストーブマークⅡ」なのですが、第1段と第2段の記事はまだありません。。。

FUKUさんの「3枚の板で名刺サイズのストーブを作りたい」から始まる

Air Stoveを作るきっかけはFUKUさんが3枚の板で名刺サイズの固形燃料ストーブを作りたいという思いから始まりました。
ということで最初は3枚の板で門型を作ってみました。3枚のカードの組合せでいろんな使い方ができるんじゃないか、という路線を追いかけていましたね。
とはいえやっぱり3枚で門型を作るにはある程度の厚みがないと安定せず、厚いと重くなるし、ん~、、、薄い状態で3枚で安定させるには、、、と考えていった末に出た答えが、曲げればいいのか!でした。
曲げるのであれば、垂直方向に強くなるしもっと薄くできるし軽くなるし、これはいい!ということで超軽量路線になって行きましたね。

最初はこんなイメージからスタート↓

いつものように紆余曲折

側面を曲げる方向で考えを進めようと決まり、次に曲げた状態でどうやって固定しようかということを考えて行ったのですが、最初は円弧上に切り込みを入れたプレートに差し込むように考えていました。
ラミネートした紙で試作を作って、極力要らないところを切っていくと残った形状で今の形状になって行きましたね。
開発をしていくといろんな欲が出てきます。風防もつけたい、角度を調整できたらいいんじゃないか、もっともっと薄くして軽くしたい、アルストは使えないかなどなど、そんなことを考えていくととても迷います。いろんなパターンを作ったりFUKUさんと話し合ったりしたのですが、最終的にはなるべくシンプルにしようということになり、コンセプトに立ち返って、「性能はポケットストーブと同等でシェラカップも使える軽いストーブ」を考えて出来上がったのが今の形です。

名前はどうしよう

設計を詰めたり、費用を考えたりする時は苦しかったりもするのですが、アイデアを出す時、試作を使ってみる時は楽しい時間です。名前を考える時も楽しい時間で、Air Stoveの時もいろんな名前の案がでました。
軽いを連想する言葉でフェザーだとかライトだとか、ポケットストーブに対抗して財布に入るという意味でウォレットストーブだとか。もうすでに商品として使われている名前もあったりして、最初話し合った時は決まらなかったのですが、次に話す機会の時にFUKUさんからAir Stoveはどうですかと言われ、おっ、Mac book airみたいでいいですね!という感じで決まりましたね。

共同開発とは

お互いの良さや弱いところなど補いあって良い製品を作っていく、共同開発にはそんな良さがあります。
完成したものをみるとやはり僕らだけでは作れなかった商品だと思います。
僕らは形を具現化する力があって、FUKUさんはいろんなキャンプ用品を良く知っていて、ユーザーさんよりの目線で製品を見てくれます。できることできないこと、やりたいことやるべきことなど率直な意見を交換することで僕らだけでは詰め切れないところを詰めていけるんだと思います。
その開発を経ているので、開発者ながらなかなか良い製品ができたと思っています!

FUKUさんの動画はこちら↓

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